IELTS未経験から3か月で7.0達成!その勉強法とは?【Listening・Reading編】

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IELTSって、名前は聞いたことあるけど「なんだか難しそう…」って思いませんか?
海外大学・大学院への進学や、英語圏の国での永住権申請など、世界中で幅広く使われている由緒あるテストです。

私がIELTSの勉強を始めたのは、「将来、海外大学院に進学できたらいいな〜」とぼんやり思ったのがきっかけでした。
それに、せっかく毎日英語を勉強しているなら、その努力を国際的に認められた検定で証明したいと思ったんです。

とはいえスタートはIELTS未経験。そこから3か月で7.0を取ることができました。
特別な裏技があったわけではなくて、毎日コツコツ勉強して、IELTS特有の問題形式に慣れていく。そんな積み重ねでした。

この記事では、私が実際にやったListeningとReadingの勉強法をまとめています。
「どうやって勉強したらいいの?」と悩んでいる方や、「短期間で結果を出したい」と考えている方の参考になればうれしいです。

ちなみに私は、IETLSの勉強を始める前にTORAIZで1年間英会話の勉強をしていました。
その上で、TORAIZのIELTSコースを受講することで、IELTSの勉強を始めることにしました。

目次

Listening/Readingに共通して重要な3つのポイント

形式に慣れる

IELTSはTOEICや大学受験と似たような部分があるので、それらを経験したことがある人にとってはびっくりするような内容ではありません。
ですが、やっぱり独特な部分もあります。

特にテストに使われている文章はアカデミック寄りで、普段触れないテーマ(科学、歴史、社会問題など)が多いんです。

最初から「点を取るぞ!」と気合いを入れるより、まずはどんな問題が出るのかを知って慣れることが大事です。
形式や傾向を知っておくと、解くときの安心感が全然違います。

アカデミック単語と仲良くなる

IELTSは「大学や大学院で学ぶための英語力」を測る試験なので、単語も学術的。
TOEICでよく出るビジネス単語とは全く違う領域の言葉が出てきます。

私も最初は知らない単語だらけで焦りましたが、IELTS向けの単語帳を使って地道に覚えるのが結局は一番早かったです。
IELTS向けの単語帳で勉強したものは、だいたい過去問や実践問題を解いていると出会いますから、定着もしやすかったと思います。

実際に使った単語帳はこちらです。
単語そのものと、コロケーションを覚えるためのものを使っていました。

過去問・問題集を使った実践練習

どんな試験でも「過去問を解いて慣れる」のは王道ですが、IELTSは特にそれが重要だと思います。
理由は、問題の癖や時間配分の感覚を身につける必要があるから。
ただ解いてスコアを見るだけではなく、必ず時間を測り、どこを間違えたか、わからなかった単語はどれか、などの復習をすることが大事です。
実際に使ったのはこちらです。ケンブリッジの問題集が一番いいかと思いますが、全編英語なので日本語の参考書を使ってみるのもアリだと思います。

ケンブリッジの問題集

日本語解説付きの問題集

Listeningの勉強法

シャドーイングで耳をIELTSに慣らす

私にとって一番効果があったのはシャドーイングです。やっぱりシャドーイング。

もともとTORAIZの英会話コースで毎日シャドーイングをしていたので、その教材をIELTSに切り替えました。

「IELTSの音」に耳を慣らすことが大事で、通常の英会話やTOEIC、大学受験とはスピード感やアクセントが違うんですよね。

最初は聞き取れなくても、何度も音源を繰り返し聞き、文字を見ながら声に出すことで、少しずつ理解できるようになりました。
私流のシャドーイング実践法はこちらの記事で詳しく解説していますのでぜひ合わせてご覧ください!

Listeningで使った教材

主に使ったのは以下の教材です:

やり方はシンプルで、時間を測って解く → 答え合わせ → スクリプトを確認 → シャドーイングという流れです。
特に間違えた問題は「なぜ間違えたのか?」を分析しました。

  • 単語を知らなかった?
  • 単語は知っているけど聞き取れなかった?

原因ごとに対策を意識すると、次に同じ間違いをしにくくなります。

苦手形式を見つけて重点対策

IELTSのListeningは、会話形式・講義形式・地図や図を使った問題など、出題の形がバリエーション豊かです。

私は特に会話形式が苦手でした。
理由は、会話の展開が自分の想定と異なることが多かったからです。
普通の会話ではなくアカデミックな会話で、かつテスト用に短く設計されているため、この発言のあとはこういう返答が来るだろう、という推測がことごとく外れました。
おそらく私は普段の英会話も、日本語での会話も、相手の返答を予測しながら会話してるんですよね。
その癖は英語Listeningでも発動しているので、IELTSの会話形式だとうまくいかず、聞き逃す・・・という状態でした。

そこで、苦手な形式を早めに特定して、重点的に練習することにしました。
得意な形式ばかりやりたくなる気持ちもありますが、実力を伸ばすなら弱点潰しが大切。
人によって苦手な形式は違うので、模試や過去問を解きながら「どのタイプが解きにくいか」を早めに把握するのがおすすめです。

Readingの勉強法

制限時間との戦いへの対策

IELTSのReadingはとにかく時間との戦いでした。
問題文はアカデミック寄りで長く、内容も専門的。
1問にじっくり取り組んでしまうと、最後まで解き切れません。

意識したのは、最初から完璧を目指さないこと

まずは設問をざっと読んで「どの段落に答えがありそうか」を当たりをつける。そのうえで本文に目を通すようにしました。
全部を精読するのではなく、設問に関連する部分を集中的に読む感覚です。

Readingで使った教材と勉強法

使った教材は主に以下です。

勉強法としては、まず時間を測って1セット解くことを徹底しました。
Readingは「解き切れるかどうか」が勝負なので、実戦と同じ条件で練習するのが一番の対策になります。

解いたあとは必ず復習
正解・不正解だけで終わらせず、どの段落を読めば答えが分かったのか、どの単語・表現がヒントになっていたのか、を振り返るようにしました。
これを繰り返すと、少しずつ「IELTS特有の出題パターン」が見えてきます。

まとめ

IELTS未経験から3か月で7.0を取るまでに、ListeningとReadingで私が大事にしたのは、この3つでした。

  • 形式に慣れること
  • アカデミック単語を押さえること
  • 過去問や問題集を時間を測って解き、復習すること

特別な裏技があるわけではなく、毎日コツコツと量をこなすことが結局一番の近道だと思います。

ListeningとReadingは「やった分だけ成果が見えやすい」科目なので、学習習慣さえ作れば比較的取り組みやすいと感じました。

一方で私にとって本当の鬼門はWritingとSpeakingでした。ListeningやReadingのように「大学受験やTOEICで慣れている」ものではなく、慣れていないアウトプット力が求められるからです。

後編の記事では、このWritingとSpeakingの勉強法について、私が苦労したことや工夫したことをまとめていきます。
ぜひそちらも読んでみてください。

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