TOEIC700点台〜800点台になると「英文は読める」「リスニングもそこそこできる」という実感がある一方で、「話そうとすると言葉が出ない…」という壁にぶつかるケースはとても多いです。
私自身、長い間“テストはできるのに話せない”ことに悩んでいました。
中級者が話せるようになるには、知識よりも口と耳を英語に慣らす習慣が重要です。
この記事では、そのために効果のあった6つの実践方法をまとめました。
どれも今日から始められます!
英語中級者が“話せない”理由と、最初に知っておきたいこと
中級者がつまずきやすい大きな理由は、英語の音に触れる場が圧倒的に少ないことです。
TOEICや英検などのテストで良い点数を出せる人は、机に向かう英語の勉強には慣れているでしょう。
時にリスニングの対策として英語を聞く機会はあるかもしれません。
でも、実践的な英語の音声を聞く・話す機会がなければ、英語でコミュニケーションを取れるようにはなりません。
TOEICの点数が700点を超えているのであれば、話すのに必要な知識は十分です。
あとは、慣れの問題です。
だからこそ、これから紹介する6つの方法を「小さく続ける」ことが、中級者にとって最大の近道だと考えています。
オンライン英会話:最も“口を動かす場”を作りやすい方法
なぜオンライン英会話が効果的なのか
英会話力は、実際に人と話す量にほぼ比例して伸びるという特徴があります。
オンライン英会話は、日本に居ながらにして好きなときに、好きな場所で英語話者と実際に話すことができる、というのが最大の強みです。
相手が生身の人間であるため、自然な表現も身につきます。
教科書英語だけを勉強してきた人にとって、最初は面食らう場面もあるかもしれませんが、それこそが実践的な英語なのです。
オンライン英会話だけでなくコーチングサービスも最近人気ですね。
どちらがいいの?と思った方はこちらの記事を読んでみてください。
私が使ったサービス:DMM英会話・Native Camp
私はこれまで2種類のオンライン英会話サービスを利用しました。
一つ目はDMM英会話。めっちゃ有名ですね。
プランにもよりますが、最もスタンダードなものは毎日1回・予約制。
「決まった時間に話す」習慣を作りたい、もしくは予定を事前に立てておきたい人に向いています。
例えばこんな使い方ができます。
- 朝活として固定してしまう!
- 仕事からの帰りの電車の中で予約する習慣をつけて帰宅後すぐレッスン!
- お気に入り講師を毎日予約!
もう一つ使ったサービスがNative Camp。こちらも有名。
DMM英会話との大きな違いは”レッスン受け放題”というところと、予約はコイン制で基本は”予約不要、思い立った時にできる”というところでしょう。
1日1回じゃ足りない!ふと思い立った時にすぐレッスンしたい!という人におすすめです。
例えばこんな使い方はどうでしょう。
- お気に入りの講師がオンラインになったらすぐレッスン!
- 今日はいつもより早く帰ってこれたから2レッスンしちゃおう!
- 予定と予定の間に時間があるからレッスンしちゃおう!
どちらのサービスも、独自教材は豊富ですし、正直レッスンの質は講師次第だったりもします。
どのサービスがいいのか迷う人は自分の生活スタイルや性格に合わせて選んでみると良いと思います。
まずは各サービスの公式サイトをチェックして、無料体験レッスンを受けてみましょう!
AI英会話:間違いを恐れずに“口慣らし”できる相手
日本人に多い“緊張・恥ずかしさ”の壁を下げる
英語を話す時の心理的なハードルは意外と大きいものです。
特に日本人は、学校教育などで「間違えたら笑われる」「発音が変だと笑われる」などといった意識を刷り込まれているケースがあります。
AI(ChatGPTやGemini)との英会話はその壁を大きく下げてくれます。
何も英会話特化のアプリを使う必要はありません。
普段使っているChatGPTやGeminiなどのAIには会話モードがありますから、それを使って始めてみましょう。
もちろん、英会話特化のアプリのほうが英会話学習に便利な機能やサポートがありますから、そちらを使うのもアリです!
ひとまず1往復会話してみましょう!
会話モードで使える簡単プロンプト
ChatGPTやGeminiでの英会話には難しい設定は不要です。
「英会話の練習をしたい。何か英語で話しかけてみて。(“Talk to me in English. I want to practice speaking.)」と言うだけで、十分会話が始まります。
そこにプラスして以下のようなことを伝えると良いでしょう。
- 今日の会話がすべて終わったら改善ポイントを教えて。
- 会話が一往復したら改善ポイントを教えて。
AI英会話を使うときの注意
AIは便利ですが、AI英会話には独特のテンポや発音があります。
相手が話したがっている表情をする、などはもちろんないですし、口の動き方、アクセント、抑揚などは、どうしても生身の人間とは違います。
だからこそ、AIとの会話で英語を聞く・話すことに慣れたら、オンライン英会話や英会話カフェなどで実践してみることを強くおすすめします。
英会話カフェ:リアルな“対人の空気”を味わう
同じ学習者と話せる安心感
英会話カフェは、英語を学んでいる日本人や外国人が集まる場所です。
「英語を話すのが目的の場」という空気があり、肩の力を抜いて参加できます。
- 同じ緊張感を持つ仲間がいる
- 会話テーマが決められていることが多い
- 気軽に参加できる値段のところが多い
サービスが多いということは、それだけ需要があるということでもあります。
”英会話カフェ”で検索して、良さそうなカフェがあったらそのカフェの前を通り過ぎるだけでもいいかもしれません。
1対1が苦手な人は“複数テーブル”が向いている
マンツーマンだと緊張しやすい人には、N対Nのテーブルが合います。
沈黙が苦手な人はこちらを選ぶと良いでしょう。
自分から何か話題を振ることができるならそれに越したことはありませんが、会話トピックについて、他の人が話している時に自分が考える時間を持つことができるのでおすすめです。
大抵は英語を話せる人がファシリテーターとなって会話を回してくれますので、自分から発言するのが苦手な人でも話す機会を得られるはずです。
たくさんしゃべれなくても、自然な英会話の場に身を置くことで、耳が慣れてきますし、「こういう表現もあるんだ」とか「こんな簡単な言い回しでいいんだ!」という気づきも得られます。
短期留学:英語しかない環境に飛び込む
英語を聞く・話すを強制される場に身を置く
時間と費用に余裕がある人は、短期留学という選択肢もあります。
日本語をしゃべる人がいない、むしろ周りは英語しか話せない・聞けないという場に身を置くことで、強制的に体を英語に慣れさせる方法です。
少々荒療治ですが、正直これが一番効きます。
日本には語学留学をサポートしてくれるエージェントや機関がたくさんあります。
まずは無料カウンセリングなどを受けてみるのもよいでしょう。
私はオーストラリアに1か月行きましたが、KOKOSというサポート完全無料のオーストラリア専門エージェントを利用しました。
実際にかかったお金は語学学校へのお金と渡航費・滞在費のみでした。
サポート完全無料だからといってサポートが手薄なことはなく、安心して渡航できましたのでエージェントで迷われているかたにはおすすめです。
そのほか、EF、留学ジャーナルなどありますので、自分に合ったエージェントを探してみてください。
EFは自社運営の語学学校がありますので、最初から最後まで一貫したサポートを受けられます。
留学ジャーナルは大手も大手。どこに行きたいか、何をしたいか、どんなところがいいか全くわからない人はまずこういった大手で選択肢を絞り込むのもよいかもしれません。
【体験談】オーストラリアでの1か月間
私はオーストラリアのImpact English Collegeという語学学校に1か月通いました。
Impactには「English Only Policy(校内は英語以外禁止)」という厳しいルールがあります。
校内で英語以外の言語を話したら停学という厳しいルールにより、同じ母国語を持つ生徒同士も英語を話すため、まさに”英語漬け”の毎日でした。
環境の力は本当に大きく、短期間でも英語力が伸びる実感を得ることができました。
詳しくはこちらの記事で紹介していますので、ぜひ読んでみてください。
留学しても伸びないケース
ただし、留学しただけで引きこもってしまう、日本人と日本語ばかり話してしまう、現地の人と話さない(カフェで指差し注文するなど)といった姿勢では、英会話力は伸びません。
環境を活かすには、「些細なことでも英語を使う」という意識が欠かせません。
カフェでただ注文するのではなく「おすすめはなんですか?(What is your recommendation?)」聞いて、軽く会話する、というのは、私もやっていた”英語をたくさん話す”ためのTipsです。どうですか?
シャドーイング:一人で耳と口を鍛える
シャドーイング教材は“3条件”で選ぶ
シャドーイングは中級者に非常に合う練習法です。
教材は参考書に限らず映画やドラマでももちろんOKです。
自分が続けられるものを選びましょう。
ただし、以下の条件に合う教材を選ぶと良いでしょう。
- 日本語訳がある
- 英語スクリプト(字幕可)がある
- 速度調整ができる
シャドーイングの手順
私はシャドーイングを以下の手順で行い、実際に耳と口を英語に慣らすことができました。
(1)テキストを見ずに音声を聞く
(2)日本語訳を読んで再度リスニング
(3)ディクテーションで弱点をあぶり出す(私的重要ポイント!)
(4)シンクロリーディングでスピードに慣れる(私的重要ポイント!)
(5)等速シャドーイングで仕上げる
詳しい手順はこちらの記事で紹介していますので、ぜひ読んでみてください。
英語の独り言:即時に“英語の回路”を作る習慣
日常の行動を英語でつぶやくだけ
独り言は誰にも気を使わず、一番簡単で、今すぐ始められる最高の練習です。
こんな簡単なフレーズでOKです。とにかく英語で考えて、英語を口から出すことが大事。
- “I’m making coffee.”
- “I’m exhausted today.”
短いフレーズでも、積み上げると瞬発力が上がります。
とはいえ、耳は慣れないので、シャドーイングやオンライン英会話などと併用するとよりよいでしょう。
続ける仕組みを作る(習慣化)
最後に、最も重要なことを言います。
それは、”英語学習は続けた人が伸びる世界である”ということです。
日本人が英語学習で伸び悩む原因の多くは、「続けられない」ことにあります。
ここまで紹介してきた方法、何でもいいと思います。
とにかく続けること。これが英会話力向上の一番のポイントです。
忙しい社会人が習慣化するにはどうしたらいいか?についてはこちらの記事で紹介していますので、ぜひ読んでみてください。
中級者が話せるようになるカギは「慣れ」と「継続」
英語中級者は、すでに十分なインプットがあります。
あとはその知識を口と耳に移すだけです。
- オンライン英会話
- AI英会話
- 英会話カフェ
- 留学
- シャドーイング
- 独り言
どれも難しい方法ではなく、小さく始められるものばかりです。
あなたが“続けやすい”と思うものから1つだけでも取り入れてみてください。
その積み重ねが、確実に「話せる英語」につながります。


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