コンサルに必須なスキルは何か、と聞かれて最初に思い浮かぶのは「論理的思考能力」ではないでしょうか。
「ロジカルシンキング」とも言われるこの能力、結局何なの?という話を、実際にコンサルの現場で働いた私独自の視点で解説します。
一般的なロジカルシンキングの本などに書かれていることとはちょっと違うかもしれませんが、一つの視点としてお楽しみください。
論理的思考能力はマジカルバナナと同じ?
皆さん、「マジカルバナナ」という遊びを知っていますか?
「バナナといったら黄色」「黄色といったらレモン」「レモンといったら酸っぱい」「酸っぱいといったら梅干し」・・・
というように、相手が言った言葉から連想されるものを言ってつなげていく遊びです。
私は、論理的思考能力とはこの”マジカルバナナ”と同じだと思っています。
何を馬鹿なことを、と思った方もいるかもしれませんが、結局論理的思考能力は「連想力」とそれを支える「知識」で成り立っています。
何かを論理的に考えるということは、物事の関係性を最も確からしい形で考える、ということです。
物事の関係性を考えるためには、その物事のことを知っていないといけません。
例えば”ある企業の売上を上げる施策を考えよ”というよくある問題があるとします。
これを考えるときに必要なのは、”売上”が何から構成されているのか、を知っていること、です。つまり知識です。
よく言われるのは”販売数×単価”ですね。
じゃあ、販売数を上げるためにできることは何か?という問題に対して、マーケティングや営業の知識が必要になってきます。
単価を上げる施策であれば、そのモノの価値を上げる方法を知っていないといけません。つまり商品知識が必要になります。
これらの知識を、最も”それっぽく”つなげて考えていくのが論理的思考能力です。
マジカルバナナも同じですよね?
バナナが黄色いということを知っていないと、バナナといったら・・・?何も言えません。
レモンが黄色くて、かつ酸っぱいということを知っていないと、続けられません。
ということで、論理的思考能力はマジカルバナナと同じ、と私は考えています。
仕事で必要な”連想力”とは?
マジカルバナナでの連想力は、いわずもがな、単語から単語を思いつくだけなので難しいことはありません。
簡単な知識さえあれば単語同士をつなげていくことができます。
しかし、コンサルに限らず仕事においては単語同士をつなげればいいだけではありませんね。
それでは、仕事で必要な連想力とはどういうものなのでしょうか。
それは、自分(またはクライアント)の仕事が会社の中でどういう立ち位置にあり、誰・どの部署にどのようにつながっているのかを知り、何かが起きた時にどこにどのような影響が起きるか、解決するために誰・どの部署と連携する必要があるかを連想できること、だと考えます。
例えば、あなたが営業部門だとして、顧客に商品Aを販売したいけど在庫が足りないという状況に陥ったとします。
この顧客が会社として最重要顧客だった場合、生産部門に掛け合って生産量を増やしてもらう?ほかの顧客に売る予定だった在庫を回してもらう?会社の売上に影響しても顧客への販売をあきらめる?など、軽く考えるだけでも、自分一人で解決できることはまずありませんし、生産部門やほかの営業部の人、ひいては会社の売上といったところまで影響が出ます。
これを考えられること、が仕事で必要な連想力です。
どうやって鍛える?
結局のところ、たくさん情報をインプットすることが必要なのだと思います。
ああ、これとこれって、こういう風に影響しあってるんだ、とか、自分の仕事って、会社内でどういう立ち位置なんだろう、とか、そういうことを考えたり調べたりすることが大切です。
そうしていくうちに知識が増えていきますし、関連性と一緒にインプットすることで連想力も鍛えられていくでしょう。
日ごろから、これとこれってどういう関係なんだろう、これってなんでこうなるんだろう、と疑問を持ち、知りたいと思うことが、仕事にも良い影響を与えると思います。
とはいえ、理論から入りたい人は書籍で論理的思考力を鍛えるのもおすすめです。
別記事でも紹介しましたが、これらの本を読んでみると良いでしょう。


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