うつは、骨折や風邪などと違って、外から見えづらく、しかも個人差がありすぎて、結局何なのかわからない、という方は多いのではないでしょうか。
この記事では、うつになった私が、うつってこういうことなのかな、と自分なりに考えたことを書いていきます。
※おことわり
ここに記載されている症状やその対処法等については、あくまでも私個人のものであり、すべての人に当てはまるものではありません。今、体調が悪い方も、そういう方が周りにいる方も、私の情報を鵜吞みにせず、個人個人に向き合って対処していただきますよう、お願いいたします。
うつ病は治らない?
一度うつ病になると、症状が落ち着いて”寛解”という状態になることはあっても、完全に治ることはない、とよく言われます。
確かに、うつ病になる前と同じような頑張り方、働き方、生き方はできないと、私自身も感じています。
それってどういうことなんだろうか、ともやもや考えていました。
心を紙に例えてみる
心が紙でできた球体だとします。
外部からの刺激をその紙の球体は毎日受けていますが、刺激に潰されないように避けたり、破かれないように受け流したりして人は生きています。
でも、その刺激が多すぎたり強すぎたりすると、避けきれずに紙がくしゃくしゃになっていきます。ひどいと破れます。
これが、”うつ”という状態なのではないかなと、私は思いました。
刺激は外部からだけではありません。
外部の刺激から紙の球体を守るために、内側をパンパンに張って、凹まないようにしている人もいます。
紙の外側に思い鎧をまとって紙が直接刺激に触れないようにしている人もいます。
でもその内側からの力が強すぎたら、内側から紙の球体が破裂してしまうかもしれません。
鎧が重すぎたら潰れてしまうかもしれません。
紙がくしゃくしゃになるのは、外部からの刺激が直接の原因となる場合もあれば、外部の刺激から自分を守るためにせざるを得なかったことが、限界を超えてしまった、という場合もあるのではないかと思います。
例えば、家族との関係が複雑で長年ストレスを抱えていた人は、自分を守るために紙を内側からピンと張って、しかも重い鎧を着て、外部の刺激に耐えていて、それに耐えきれなくなったのかもしれません。
長年ストレスを抱えていたわけではないけど、職場でのパワハラや過剰労働によって外部の刺激をたくさんたくさん受けて、紙が破れてしまったのかもしれません。
くしゃくしゃになった紙はどうなる?
紙は、一度くしゃくしゃになったら、もとの皺のない状態に戻すことはできません。
破れてしまったら、テープでつなぐことはできても、元の状態には戻りません。
心も同じなのだろうと思います。
しかも、くしゃくしゃになった紙は強度が落ちていますよね。
心も同じで、一度くしゃくしゃになった心は、くしゃくしゃになる前と同じ強さではないんです。
くしゃくしゃになる前は受け止められていた刺激も、くしゃくしゃになった後は紙に穴が空いてしまうような刺激だったりするんです。
うつは治らない、とは、こういうことなのだと思います。
くしゃくしゃの紙みたいな心と生きていく
自分の心はくしゃくしゃの紙になったのかーと想像すると、まあそりゃ治らないよなーと妙に納得しました。
このくしゃくしゃの紙がぼろぼろにちぎれてしまわないように生きたいなーと思います。
私は、私のこのくしゃくしゃの紙がぼろぼろになるような刺激のある環境にはもう身を置かないようにしよう、と思っていますが、重すぎない鎧を身に着けたり、刺激を避けるスキルを身に着けて、もう一度そういった環境に飛び込もうとしている/飛び込んだ人もいると思います。
どんな方法でもいいんだと思います。
自分の状況に応じて、くしゃくしゃの紙を、うまい具合に守りながら生きていきたいと思っています。


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