元コンサル、バリキャリの人生をやめました

eyecatch

スーツを着て、パンプスを履いて、都心を歩く。
高層ビルの会議室で、上司やクライアントと議論する。

そんな”バリキャリ”な毎日に、私は憧れていました。

頭の回転が速くて、ロジカルで、忙しく働いて、若いうちから大きな仕事を任される。
コンサルという世界は、当時の私にとってとてもかっこよく見えました。

実際、都心を早足で歩く自分が、少し好きでした。
疲れていても、パンプスで足が痛くても、「バリキャリな私」を感じて、ちょっと得意気でした。

あの頃の私は、確かにあの世界に憧れていたんです。

でも今の私は、その世界から身を引きました。

目次

あの頃の私は、「バリキャリ」になりたかった

コンサルという仕事は、刺激的でした。

頭の良い人たちと働き、短い時間で大量のことを考え、議論し、アウトプットを出す。
大変ではありましたが、「成長している感覚」もありました。

期待されたら応えたいし、「できる人」でありたいと思っていたので、頑張ること自体は嫌いではありませんでした。
むしろ、頑張れる自分を誇らしく思っていました。
こんなに長時間働いた!毎日こんなに会議した!こんなに資料を作った!と自画自賛していたこともあります。

スーツやパンプスも、私にとっては“戦闘服”でした。

疲れていても、それを身につけると、「バリキャリな自分」を演じるスイッチが入るんです。
都心のオフィス街を歩きながら、「私カッコイイかも」と感じていました。

だから私は、あの頃の自分を否定したいわけではありません。
むしろあの頃の私は、結構カッコよかったと思います。

ただ、ずっとバリキャリを演じられる人間ではなかったんだと思います。
もしかしたら「演じている」時点で、無理があったのかもしれません。

でも、私はずっとバリキャリを演じられる人間ではなかった

いつからか、常に気を張っている状態になっていました。

常に、完璧を求められている気がするし、自分でも自分に完璧を求めていました。
ずっと、「かっこいいバリキャリな自分」でいなければいけないと思っていました。

つらくても、疲れていても、「私はかっこいいバリキャリでいなければ」と思っていました。
私から”バリキャリ”という属性を取ったら何も残らないと思っていました。

でも、ある時から、それができなくなりました。
心が弱かったのかもしれませんが、たぶん、ずっと無理を続けていたんだと思います。

私は、コンサルに向いていなかったとは思っていません。
むしろ、思考回路とかは向いていたんじゃないかとすら思っています。
でも、だからこそ、限界まで走れてしまった。

ただ、コンサルの世界において「長く走り続ける」働き方を、私はできませんでした。
「バリキャリ」を演じながら、全力で毎日走っていたら、まあ、ダメになりますね。苦笑

今は、自分のペースで「作る」生活をしている

今の私は、コンサルの世界どころか会社員の世界を離れて、ブログを書いたり、アプリを作ったりしています。

世界史の記事を書いたり、英語学習について発信したり、
習慣化アプリを作ったり、LINEスタンプを作ったり、
最近はYouTubeにも挑戦しています。
編み物にも手を出して、サマーニットや冬用セーター、ポーチなんかも編んでみたりしています。

いつか、今やっている”モノづくり”で安定して生活していけたらなあと思っています。

現時点、数ヶ月続けていますが、全然数字として結果は出ていません。
売上もほとんどゼロです。

記事を書いても読んでもらえなかったり、時間をかけて作ったものに反応がないことも、ザラです。

だから、このままで大丈夫なのかな、と思う日も頻繁にあります。

でも、精神的には、前よりずっと、ずっと安定しています。
なんというか、呼吸できている気がします。

常に「かっこいいバリキャリ」を演じて気を張る必要がなくなり、自分が表現したいことを自分が求める品質で自分のペースで作れるようになりました。

やりたいことに挑戦してうまくいかない苦しさは、バリキャリをうまく演じられない苦しさとは違いました。

バリキャリを演じていた自分もまぎれもなく自分です。
でも、バリキャリを演じるよりも、今のほうがずっと「自分の人生」を生きている感覚があります。

私は、「演じない人生」を作りたい

そんな私は、いつか、海の近くで暮らしたいと思っています。

小さい書斎があって、
静かに作業できる部屋があって、
気分転換にカフェへ行けて、
いつか犬と暮らせたら最高です。

昔の私なら、「そんな働き方、甘い」と思ったかもしれません。

でも今は、「自分が呼吸できること」のほうが大事だと思っています。
(あ、物理的には呼吸できますよ!もちろん笑)

ずっと気を張り続けるのではなく、ちゃんと呼吸しながら生きられること。
毎日少しずつでも、「自分はどう生きたいのか」を考えながら暮らせること。
そんな生活を作りたいと思っています。

理想の生活には、まだ辿り着いていません。
海の近くにも住めていないし、犬もまだ飼えていません。
(ちゃんと経済的に安定してから、犬を迎えたいと思っています)

でも、不思議と、昔より未来が見えています。
日に日に、「どんな人生を送りたいのか」が、少しずつ具体的になっているからです。

スーツを着て、パンプスを履いて、都心を歩いていた頃の私も、確かに私でした。

でも今の私は、その時よりずっと自分らしい人生を生きています。

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